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日本語教育能力検定試験令和5年度版 自分的覚えるべきことまとめ

【注意】試験回答の解説ではありません

 

 

 

試験Ⅰ

問題1

促音の調音法

促音の発声は準備している状態。音声的には後続音の子音と同じ調音点・調音法になる。

 

連声

反(はん)+応(おう)=はんのう

 

数字の音読み訓読み

4(よん:訓読み し:音読み)

7(なな:訓読み しち:音読み)

 

六書

象形・指事・会意・形声・転注・仮借

 

「を」の用法

対象・起点・経過域

 

「ておく」の用法

・行為の結果の維持(窓を開けておく)

・事前の処置(見直しておく)

 

「ながら」の用法

・付帯状況(〜しながら)

・逆接(しておきながら)

 

副詞的成分と述語の関係 

・結果(粉々に砕け散った)

・様体(さっと炒めた)

 

問題3A

子音の調音点と調音法

音声記号

引用:https://coco-daisy.com/kentei-easy-graph/

 

母音の舌の位置

「オ」だけ円唇、他は非円唇。

 

半母音

半母音は接近音に分類される

ヤ行 [j]

ワ行 [ɰ]

 

特殊拍

「撥音(はつおん)」→ ん

「拗音(ようおん)」→ ゃゅょ(小さい文字)等

「促音(そくおん)」→っ

「長音(ちょうおん)」→ー

 

音韻交代

酒屋、白樺など

 

 

問題3B

中立叙述

・ 文全体を焦点とするのが中立叙述(雨が降っている)

・ その文の焦点となるものを「が」で標示するのが総記(私が〇〇です)

 

復文と従属度

従属度が高い:田中さんが音楽を聴きながら勉強している。 

従属度が中程度:雨が降り出したのに、試合は続行された。

従属度が低い:勉強は大変ですが、(私は)頑張っています。

 

・従属度が中程度の従属節の格助詞は「が」のみ

・従属度が低い従属節の格助詞は「が」「は」どちらでも良い

 

問題3C

連続的対義語:長い短い・明るい暗い

相補的対義語:出席欠席・入会退会

視点的対義語:売る買う

 

上位語:犬

下位語:柴犬

 

問題4

目標言語調査:実際に母語話者がどのような語彙・文型・待遇表現などを使用しているのかを調査する

目標言語使用調査:学習している人がどのように目標言語を使っているのかを調査する

 

Plan-Do-See:優れた教材を作るためのプロセス。計画・実行・評価

 

構造シラバス:文法・文型・語彙

場面シラバス:各場面でのコミュニケーション

機能シラバス:依頼・同意・提案など

話題(トピック)シラバス:それぞれの話題で使う単語

技能(スキル)シラバス:読む聞く話す書くの4技能

課題(タスク)シラバス:課題を達成する

 

問題5

テストの妥当性・有用性・信頼性・真正性

 

実用性:テストの作成・実施・採点などの負担が大きくないか(有用性の一つ)

波及効果:テストが逆に学習方法・教育方法に影響を与える

 

S-P表

画像引用:http://testkyouzai.zero-yen.com/sp001.htm

S(Student)曲線に着目すれば、個々の生徒の達成水準や学習状況がわかる

P(Problem)曲線に着目すれば、個々の問題の良・不良がわかる

 

問題6

CBI:内容重視の指導法。言語形式と文脈を切り離さずに教育をする。

イマージョン教育:数学の授業を日本語で行うなど

内容言語統合型学習(CLIL):Content・Communication・Cognition・

Communitiy/Culture、スキャフォールディングなど

 

問題7

ブレンデッドラーニング:eラーニングと対面授業を組み合わせる

ハイフレックス型授業:オンラインでも対面でも受けられる授業形態

著作権侵害にならない例:新聞の記事や写真をコピーした授業用のプレゼン資料を作成し、クラスに配布する。 (修正を加えたらアウト)

 

問題8

Uカーブモデル:ハネムーン期・ショック期・回復期・安定期

非言語コミュニケーションには時制の形式がない

ポリクロニック文化:時間は常にたくさんある。予定よりもその時々の事柄を重視。

モノクロニック文化:計画優先

アサーティブコミュニケーション:自分も相手も尊重してはっきり意見を言う

 

問題9

BICS:生活言語能力

CALP:学習言語能力

内発的動機付け

外発的動機付け

 

問題10

グローバルエラー: コミュニケーションに支障が出る誤り

ローカルエラー:コミュニケーションに支障のない誤り

習得順序:進行形・未来形・過去形など複数の文法ルールを習得していく順序

発達順序:1つの形式(未来形など)を否定文や疑問文などに展開する順序

正の転移

負の転移

 

問題11

集団語が頻繁に使われると、アクセントは平板型になる。

 

問題12

尊敬語:お忙しい いらっしゃる

謙譲語Ⅰ:うかがう 申し上げる

謙譲語Ⅱ:参る 申す いたす

丁寧語:です ます

美化語:お料理 お手紙

 

京都弁には身内に使われる敬語がある(お母さんが来てくれはった)

 

問題13

語用論:言葉の「文字通り」以外の意味を察して対話する(文脈化する)

統語論:文法

 

問題14

 国際交流基金(JF):世界の全地域で総合的に国際文化交流事業を実施する日本で唯一の専門機関。「文化」「言語」「対話」を通じて日本と世界をつなぐ場を作り、人々の間に共感や信頼、好意を育成する。

 

海外の日本語学習者:380万人で、東アジアと東南アジアで8割を占める

 

日本語の教育時期

中国:高等教育

韓国:中等教育

 

日本語学習の目的調査:「日本への留学」への興味は薄れてきている

 

問題15

日本語教員養成学科が設置されたのは、昭和60年(1985年)の筑波大学が第1号

 

日本語教師の段階分け:養成・初任・中堅

 

 

試験Ⅲ

問題1

東京方言のアクセントの位置は個々の語で決まっている

 

問題2

五段活用:Ⅰグループ

上一段活用・下一段活用:Ⅱグループ  

サ行変格活用・カ行変格活用:Ⅲグループ

 

可能形を作れるのは意思動詞だけ

 

問題3

尊敬語の主語に一人称は使われない

 

問題4

普通形 +「のだ」 の接続

する(動詞)→するのだ

美しい(イ形容詞)→美しいのだ

きれいだ(ナ形容詞)→きれいなのだ

靴だ(名詞+だ)→靴なのだ

 

「のだ」の「の」は準体助動詞(名詞化)、「だ」は断定の助動詞

 

問題5

語彙マップ特徴

・意味概念を利用した語彙学習ができる 

・語彙知識を可視化できる

・学習者の興味・関心のあるトピックから語彙を広げることができる

 

単語カードの利点:よく使われる語を効率的に学べる

 

問題6

行動中心アプローチ:日本語を使って、どのような場面で、どのようなことをしたいか

真正性:学んだことが実際の場面でどの程度まで反映できているか。例)日本語でニュースを見て内容を把握する

帰納的・演繹的

 

問題7

語用論的誤り:例)ご都合の良い日を〇〇さんが決めてもいいです。

 

問題8

特になし

 

問題9

在留外国人数

1位 中国

2位 ベトナム

3位 韓国

 

心理的援助:関われる限界を把握しておく。必要に応じて専門家に繋ぐ。

 

ソーシャルサポート

道具的サポート

情緒的サポート

情報的サポート

評価的サポート

 

エポケー:同情、助言、同調はNG。ただ事実確認するだけ等が正解

 

問題10

直接

記憶ストラテジー

認知ストラテジー

補償ストラテジー 

間接

メタ認知ストラテジー

情意ストラテジー

社会的ストラテジー 

 

場依存型

場独立型

 

問題11

インプット:情報にフィルターをかけないで頭に入れる

 

メンタル・レキシコン(心的辞書):辞書のように整理されておらず、常に情報の追加・更新がおこなわれる。

 

プライミング効果:予め受けた刺激が、のちの行動に影響すること。例)10回ピザクイズ

 

問題12

頭語と結語:拝啓・草草など

 

問題13

共同発話:複数の話し手が1つのまとまりをもった発話をつくること

A「日本の夏ってほんと…」

B「湿気がすごいよね。」

A「そうだよね。」

 

話題の終了を示唆する行動:あいづちの繰り返し、評価的な発話を増やすなど

 

問題14

IRE/IRF

教師が会話をスタート(Initiation)

学習者が返答(Response)

教師が学習者を評価(Evaluation)・フィードバック(Feedback)

 

問題15

「出入国管理及び難民認定法」改正の歴史

在留資格「定住者」創設:1990年改正

在留資格「留学」「就学」統合:2009年改正

在留資格「高度専門職」創設:2014年改正

在留資格「技術」「人文知識・国際業務」統合:2014年改正

 

外国人材の受け入れ・共生のための総合的対応策(2018年)

総合的対応策は、外国人材を適正に受け入れ、共生社会の実現を図ることにより、日 本人と外国人が安心して安全に暮らせる社会の実現に寄与するという目的を達成するた め、外国人材の受入れ・共生に関して、目指すべき方向性を示すものである。 

引用:https://www.kantei.go.jp/jp/singi/gaikokujinzai/kaigi/pdf/taiousaku_honbun.pdf

 

問題16

経済連携協定(EPA)

介護施設で就労・研修し、在留期間4年目に初めて国家試験を受験可能 。

 

技能実習制度

団体管理型と企業単独型がある

 

特定技能制度

専門性や技能を有する外国人を受け入れ、国内の人手不足に対応。

 

国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)

「文字と語彙」「 会話と表現」「聴解」「読解」の4セクションで構成。 A2レベル程度の日本語力を持っているかを判定。