「こんな飲み方をしてたら50歳になる前に死ぬ」と思った。
先日かなりの酒を飲んで、家から徒歩15分くらいの何度も行っている店から帰れなくなった。足腰が立たずに何度も転び、やっと歩けるようになったら今度は家の方角がわからない。なんとか大通りに出て、タクシーを拾って血まみれで家に帰った。(結局ワンメーターだった)
そこまで泥酔した理由は2つ。
①家でワインを1本開けてから飲みに行った
②店でイエーガーを死ぬほど飲んだ
イエーガーというのはテキーラみたいなもんで、めちゃくちゃ強い酒。飲んでた店にはベルが置いてあって、それを鳴らすと全員にテキーラかイエーガーをおごるという、悪魔のシステムがある。それを自分で鳴らしたのか誰かが鳴らしたのか、記憶が定かではないけれど、何回もベルの音を聞いた気がする。
唇と鼻を切って、前歯が折れていた。左でこにこぶもある。左手のひらは「え?これ内蔵出てない?」というくらいのトマト状態。次の日になって軽いめまいもあった。
丸2日動けずに、スマホでマンガばかり読んでいた。
これ50歳で同じ飲み方してたら死んでたんじゃないだろうか?と、真っ先に思い浮かんだのは中島らもさんだ。らもさんは2004年、泥酔して階段から転げ落ちて、脳挫傷で亡くなった。享年52歳。
俺が飲んでた店は1階だったから大丈夫だったけど、エレベーターのない3階の店だったら?と考えたら心底ゾッとした。
丸3日間とても酒を飲める状態じゃなかったので、夜はシラフでおとなしく過ごした。これがまあ、すこぶる体の調子がいい。去年から定期的に休肝日を作っているので分かってはいたけど、体の中にアルコールがない状態というのは、酒飲みにとっては非日常の感覚だ。
▷アル中予備軍はいますぐ休肝日を丸2日(48時間)取るべし。
とりあえず、家ではほとんど飲まないことが日常になりつつある。夜の自分の時間を長く使えるし、勢いで変なLINEもしないし、なんせ次の日の体調が劇的に良い。いいことしかないじゃないか。なんで毎日毎日飲んでたんだろう。
20代30代は酒浸りだったので、40代はたしなむ程度でいいかな、と思う39歳1ヶ月現在。