3回目は「カリギュラ効果」です。
小さい頃、立ち入り禁止の場所にどうしても入りたくなった経験、ありませんか?これが「カリギュラ効果」です。
1、2回目に比べてかなり強力な効果があります。なので、あまり多用するとオオカミ少年とか東スポみたいになってしまいます。本当にここぞという時だけ使いましょう。
カリギュラ効果とは?
ローマ帝国の皇帝をモデルにした1980年のハードコアポルノ映画「カリギュラ」が、暴力シーンや性描写が生々しすぎて、アメリカのボストン州で上映が禁止になりました。ボストン州の住人たちは、車をぶっ飛ばして隣の州の映画館まで行くと言う社会現象が起きて、この現象がのちに「カリギュラ効果」と呼ばれるようになりました。
「カリギュラ効果」は禁止されるほど興味が沸いてしまい、逆にやりたくなってしまう心理効果。
「鶴の恩返し」の"絶対覗かないでください"
「浦島太郎」の"絶対に箱を開けないでください"
昔からある人間の性(さが)ですね。
余談ですが、これをギャグに昇華させたのがダチョウ倶楽部の"絶対に押すなよ"です。
ブログ・アフィリエイトでの使用例
ドモホルンリンクルは初めての方にはお売りできません
日本一有名なカリギュラ効果を使ったキャッチコピー。元々購入意欲が高い人はますます興味をそそるし、かつ、カリギュラ効果でそんなに興味がない人にも「そんなこと言われたらもうちょっと調べてみようかな」と思わすことができる、秀逸な文章です。
あまりにもあからさまなカリギュラは逆効果になるので、ブログ・アフィリエイトに応用するなら、「禁止のハードル」を下げることが大切です。
・現状に満足しているなら、この先は読まないでください。
・本気で痩せたいと思っていない人には、全くお勧めできません。
このくらいで充分です。
逆に言うと「オススメです!」「今が買いです!」などの文言にもカリギュラ効果が働いてしまい「そんなにススめられてもいらないな…ていうかお前誰だよ…」となってしまうのでご注意を。
ブログ・アフィリエイトに使える心理学効果「カリギュラ効果」まとめ
冒頭でも書きましたが、毎回使うとオオカミ少年になってしまいます。サイト自体の信用度が下がるので、ここぞという時に使いましょう。
今回で3回目ですが、いろんな心理学効果を組み合わせて、自然な文章を作るのが最終目的です。
バンドワゴン効果、カクテルパーティー効果、そして今回のカリギュラ効果を取り入れた文章は、これらを知らないで書いた文章よりも格段に訴求力が上がっているはずです。
これまでの3回の効果を踏まえて、とりあえず1記事書いてみましょう。
次回は「アンカリング効果」について。