1991年。
「101回目のプロポーズ」主題歌、チャゲ&飛鳥の「SAY YES」が、青森の小学生にまで届くほど大流行していた。
当時はCDラジカセやコンポが、自分の部屋にあることがステータスで、俺も欲しくて欲しくてたまらなかった(当時11歳)。
ドデカホーン
画像引用:おまえらどんなラジカセ使ってた? | 夕やけチャンネル
誕生日だったかクリスマスだったかは忘れたけど、ついにCDダブルラジカセを買ってもらった。ドデカホーンだ。コブラは高かったので、子供ながらに気を使ってこちらを選んだような気がする。
リモコンもついていた。自分専用のリモコンが…!!と、本体よりリモコンに興奮したのは鮮明に覚えている。ボリュームを上げ下げするだけでテンション爆上がりだった。4畳半の部屋にリモコンなんかいらないっちゃいらないんだけど。
ちなみに画像を探すためにネット検索してみたら、ジャンク品しかなかった。
うーん、それでもちょっと欲しいなあ。
なぜ「SAY YES」シングルを買わなかったのか
ドデカホーンを買ってもらった時に、CDも1枚買っていいよと言われたので、選びに選んだ。
アルバムとシングルの違いはわかっていなかった。とにかく一番多く曲が入ってるチャゲ&飛鳥のCDを探した。
そして選んだのが87年発売の「SUPER BEST」だった。
SUPER BEST収録曲
画像引用:中古CD・レコード・DVDの超専門店 FanFan
古い。今見たら古いのは当然だ。しかし91年に見た時にも思った。「古い」と。
でもしょうがない。一番曲数が多かったんだから。
「SUPER BEST」収録曲
1 ひとり咲き
2 流恋情歌
3 万里の河
4 旅浪人(TABIBITO)
5 男と女
6 熱い想い
7 北風物語
8 マリオネット
9 華やかに傷ついて
10 MOON LIGHT BLUES
11 標的(ターゲット)
12 誘惑のベルが鳴る
13 オンリーロンリー
14 モーニングムーン
15 黄昏を待たずに
16 Count Down
1曲も知らなかった。
特に1曲目の「ひとり咲き」は、11歳には演歌に聞こえてしまっていた。それでも人生初CD、聞かないという選択肢はなかった。聞いて聞いて聞きまくって、半分くらいの曲は好きになった。修行か。
まあ、その後すぐにB'z「ALONE」のシングルを買って、そっちを聞きまくったんだけど。
まとめ
アラフォーの人は初めて買ったCDが92年発売の「SUPER BEST Ⅱ」だという人も多いんじゃないでしょうか?
…正解です。俺もそっちの人生がよかった。
10代の時に出会ったアーティストはもう、好きとか嫌いとかいう次元の話じゃなく、特別な存在だ。
チャゲアス、復活願う。